団地の間取りは理想の間取り

団地で育った経験、また自分にも最近子どもができた実感として「団地って実は子育てにいいんじゃない?」と思い始めたことを記していきます。

「公園の中に住む」感覚の団地

現在、マンション暮らしの我が家族。 子供の頃に団地住まいだった私からすると、なかなか近くで子供を遊ばせる場所がないことが不満な部分でもあります。 川沿いに住んでいるので、オープンスペースとしてはたくさんあります。 ただ、遊具で遊んだり安心して…

住みこなせる家

団地の平均の1戸あたりの面積は、約40〜60㎡であり、現在の居住水準と比較すると 狭い住宅と言えるでしょう。 自分が子供の頃は、自分の部屋も持てず不満を持っていました。 しかし、大人になり感じたことは「狭いからこそ、気遣いをしながら暮らし 家族の…

可変性のある暮らしとコミュニケーション

私の子供の頃の生活を思い出すと、家の使い方が時期に応じて変化していました。 小さい頃は、私と弟が母の横で寝ており、父がリビングで寝ていました。 しかし、子供が大きくなると(中学から高校)今度は母がリビングで寝るようになりました。 子供の世話を…

団地には脱衣所がない

団地には、明確な脱衣所がありません。 たいてい、風呂の前や横で服を脱いでそのまま風呂に入ることが 多いのですが、風呂の横は玄関です笑 自分の子供の頃を思い出すと、玄関に洗濯物が散乱している 光景をよく覚えており、来客がある際などは母が慌てて片…

団地の住まい方(日常編)

団地の間取りを見ると、明確な「脱衣所」がなかったり、ダイニングと言っても狭く、テーブルを置くスペースが十分に取れなかったりします。 そこで、テーブルをちょっとずらしたり、誰かが着替えている時にはあまり近づかなかったりと日常的に「気遣い」をす…

団地の住まい方(事例)

前回、団地での生活は不自由があるものの、コミュニケーションを図る上では有効な面も見られるのではないか、という話をしました。 ここから、少し事例を見ながら話をしていきたいと思います。 下の写真は、とある家庭の住まい方の変遷です。 (と言っても我…

団地の住まい方

私は、大学の卒業論文で団地の住まい方の調査をしました。 一般的に団地は狭いと言われながら、長く住んでいる人も多く、まわりで同じ団地に住んでいた知り合いからも「団地は住みやすい」という話をよく耳にしていました。 私の母親も、窓が多く通気が良い…

団地の遊び方②

先ほど工夫という話をしましたが、工夫(怠惰?)といえばこんなこともよくしていました。 小学生当時、私は5階に住んでいました。 小学校の帰り道、広場で友達が野球をしている時に声をかけられ、一緒に野球に混じるということがよくありました。 しかし、…

団地の遊び方①

団地と言っても、さまざまな時代に建てられています。 このブログでの「団地」とは、主に「昭和40年代に建てられた中層階段室型」と呼ばれているものに定義したいと思います。 昭和40年代に管理開始された団地は、平成26年度末で約32万戸あるとのこ…

はじめます。

私は、団地で22年間生活をし、最近子どもが産まれた31歳男性です。 自分が子どもを持つようになり、「子育てに良い家や環境ってどんなものだろう」と考え始めた中で、自分の経験を振り返ると、「実は団地って子育てに最適な住まいなんじゃないか」と思う…