団地の間取りは理想の間取り

団地で育った経験、また自分にも最近子どもができた実感として「団地って実は子育てにいいんじゃない?」と思い始めたことを記していきます。

可変性のある暮らしとコミュニケーション

私の子供の頃の生活を思い出すと、家の使い方が時期に応じて変化していました。

 

小さい頃は、私と弟が母の横で寝ており、父がリビングで寝ていました。

 

しかし、子供が大きくなると(中学から高校)今度は母がリビングで寝るようになりました。

 

子供の世話を見る→弁当などの朝の支度をすることが、母の行動の中心に変わっていったからだと推測されます。

 

当時は母も専業主婦で、まだ女性が家事の大半を担う時代であり、今の家庭での

役割と少し異なっていたと思います。

 

しかし、子供が大きくなるにつれ、生活リズムが家族の間で少しずつずれていく中で、「誰々の寝室はここ」ということが固定化されていなかったことが、我が家ではスムーズに暮らしを回していくことができたのではないかと思っています。

 

私が就職して家を出てからは、空いた部屋を学生だった弟が使っていました。

 

マンションや一戸建てでは、子供部屋を与えることが一般的ですが、独立した後は空き部屋になっていることは珍しいことではありません。

 

団地においては、少々狭く部屋が足りないと思う時期があったとしても、短い期間ですし、やりくりをしながら生活をすることで逆にコミュニケーションをとることができていたのかなと感じています。