団地の住まい方(事例)
前回、団地での生活は不自由があるものの、コミュニケーションを図る上では有効な面も見られるのではないか、という話をしました。
ここから、少し事例を見ながら話をしていきたいと思います。
下の写真は、とある家庭の住まい方の変遷です。
(と言っても我が家なのですが。。)
上の写真は、子ども二人が小学生、下の写真はその約10年後の家の使い方の写真です。
まず、初めの写真で特徴的なものは、以下の点が挙げられると思います。
1、母親と子どもが同じ部屋で寝ており、父はリビングに布団を敷いて寝ている。
2、子ども部屋はまだ与えられていない。
3、食事用のテーブルはなく、その都度テーブルを出している。
下の写真では、
1、長男に部屋が与えられている。
2、リビングで寝ているのは、父から母へと変化した。
3、相変わらず、次男は自分の部屋を持つことができない。
ここでわかる「不自由さ」としては、
1、リビングで親が寝ていること
2、子ども部屋がなかなか与えられず、次男は特に長男が家を出るまで自分の部屋を持てなかったこと
が挙げられます。
あとは、全般的に脱衣所がなかったり、防水パンがなく洗濯排水は風呂場に流していたことなども、不自由さとして挙げられています。
このことに対する意見については、次回以降でまとめていきます。